経験を証明するためにはどんなことをやっていたのかを「分かりやすく」伝える必要があります

こんにちは

福岡市の行政書士の城野です。

今日はタイトルの通り、建設業許可取得の際に課題になる経験の証明について書きたいと思います。

何をしていたのか分かりにくい場合がある

建設業許可取得のためには専任技術者、経営管理者を置く必要がありますが、その際にこれまでの経験を証明することで許可取得を目指す場合があるかと思います。(専任技術者や経営管理者の配置についてはこちら

ただ、これまでやっていた工事がそもそも何業なのか判断しにくいケースもよくあります。(建設業の業種についてもこちらを参考に)

そもそも業種を意識してお仕事されているケースばかりではないかと思います。

例えば「住宅に断熱材を入れる工事」とは何業でしょうか?「リフォーム業」としているが何業でしょうか?

手引きを参考にする

まずは当たり前ですが手引き等を見てみましょう。

福岡県では建設業許可について手引きが作成されており、その中に各業種について細かい工事内容の記載があります。

福岡県建設業許可申請等の手引きより抜粋

 

建設業許可事務のガイドラインというものも公表されていますのでこちらも参考になります。

建設業許可事務ガイドラインより抜粋

 

その中にはばっちりとあてはまるものがない

「建築工事であること」は間違いないと言えるのにあてはまるものがない場合は

「この工事にあたるのではないか」という意見を持って許可行政庁や経験豊富な行政書士に尋ねてみるのがいいと思います。

その説明の際に絶対に外せないのが施工中の写真。

言葉で伝えるよりも100倍伝わります。

許可行政庁も行政書士も工事のプロではありません。

見たこともない工事がたくさんあります。

その方たちにきちんと伝えるには映像に限ります。

施工マニュアルみたいなものがあればそれを持っていきましょう。

ビフォーアフターの写真もあるとより伝わります。

面倒くさがらずに。必ず伝わります。

許可を取りたいけど、わかりやすい書面がない

説明が難しい

といった理由であきらめずに、伝えようとすれば伝わります。

 

参考になれば幸いです。