建設業者さんの廃業を回避した話

こんにちは

行政書士の城野です。

 

本日は先日ご相談があった末、紆余曲折ありながら現在関与させて頂いている建設業者さんのお話です。

 

電話でのお問い合わせから

ある時、電話で

「○○と申しますが、△△で建設業をしてるんですけどもうやめようと思っています。

もう年で疲れたし、仕事ももうあまりしていないし・・・

法人なんですけど廃業の手続きをしてもらえませんか」

といきなりのヘビーなお話が。

コロナも真っ最中でしたので、そういう事もあるよなと思って、

「承知しました。ですがきちんとした廃業の手続きとなると税理士さんや司法書士さんにもお願いしないといけないので、そちらに料金などを確認してからまたこちらからご連絡しますね」

ということで、見積もりの為に税理士さんや司法書士さんと連絡を取りました。

頂いた見積もりなどを見るとそれなりに高い金額。

申告もしないといけないし、登記もしないといけないしとなるとやはり金額も上がります。

そこで、お客様にお伝えしにご自宅に向かいました。

仕事の話をするキラキラした職人さん

お会いすると、第一印象は腰の低い、それでいて迫力はある「ザ・職人さん」

めちゃくちゃ仲良くしたいタイプの方でした。

お話を聞いていくと

過去のお仕事のお話や、作業場に連れて行ってもらって

「こんな感じで遊びながら仕事してます」

と、話す顔がキラキラしてありました。

廃業の話を詳細に聞いていくとそもそも事務負担がネックになっているとの事・・・

え?それだけ?

それだけで辞めちゃうの?

こんなに技術があって、楽しそうにされているのに・・・

ということで、その日は一旦帰り、税理士さんと相談。

お借りした決算書などを見ながら

二人であーでもないこーでもないと言いながら、結論

「続けた方がいいんじゃない?事務負担だったらこっちもサポートできるし」

ということになりました。

 

続けませんか?

次にお会いした時には私は完全に続けて欲しいという気持ちをお伝えしました。

何十年もやってきた技術が途絶えるのは寂しい

技術が評価されている

銀行借入があるわけでもない

許可もきちんと取得されている

事務負担なら自分たちでサポートできる

廃業と継続のメリットデメリット

色々価値観がある中で、続けた方がよいというのは間違っていないはずという思いだけで本当に自分勝手な意見を申し上げたと思います。

「続けるかどうか決まったらまた連絡しますね」

という言葉を頂いてその日は、自宅を後にしました。

 

続けます!

後日電話がなり、続けますとの事。

親戚や周りの方にも相談されたとの事で、この結論に至ったそうです。

社長様からも「また頑張ります」

と言ってもらえて・・・ほんとによかった~

現在はコロナも落ち着いたのか、受注がどんどん・・・

協力業者様を探すのに困ってあるようです。

次のお悩みは人手不足・・・

ただ確実に売り上げは当初より上がりそうとの事。とりあえずはほっとしました。

 

発注された通りに仕事をするのではなく、こちらの方がよいのではないかという提案ができ、それが喜びにつながったこと

信頼できる方とあーでもないこーでもないといいながら仕事ができたこと

 

このお仕事は自分の中でもかなり手ごたえのある案件でした。