外国人の方の株式会社の設立のお手伝いをした話

こんにちは。

行政書士の城野です。

今日は外国人(日本人の配偶者)の方の法人設立のお手伝いをした話を書きたいと思います。

 

オーストラリアからの電話

当事務所はHPにて法人設立を案内しております。

まずは問い合わせページよりご連絡いただいたあとお電話もいただきました。

ただ、電話番号が明らかに海外で、はじめはかなり怪しげに思えました・・・

しかし電話にでると、女性の方で非常に丁寧で柔らかいご対応で。しかも日本語。

お問い合わせ内容を聞くとご主人が福岡にて法人設立をしたいとのこと。

早速内容を確認し、海外の方でも対応できるかを知り合いの司法書士さんにご連絡し、快諾いただきました。

そのうえで依頼者の方にお会いしに行きました。

コミュニケーション

私は英語は話せません。

依頼者の方にお会いしに行った際、コミュニケーションをどうするのかは悩みました。

まあ、相手は奥様が日本人なので通訳に入ってくれると思っていたのですがその日は奥様不在。

オーストラリア人の依頼者の方とお話をすることに。

日本語はお上手で、基本的には問題ないのですが、全部が全部というわけにも行きません。

そこでgoogle翻訳がめちゃくちゃ活躍。

依頼者の方が使いこなされてあって、私はあっけにとられながらも話をgoogle翻訳に伝えると、どうも伝わっていそう。

ITツールのすごさを、いまさら感じ取りました・・・

日本は「安い」

会社の事業内容をお聞きすると、企業のPRツールの制作をされるとのこと。

制作部隊は日本人にお願いするそうで、なぜなら「安いから」。

これもですが、いまさら円安の影響を実感しました・・・

円安で売りやすいから経済が回る。確かにそうではあるのですが、国力って下がってしまったということですかね。

たぶん、経済は下から上に動いている間に「景気がいい」と感じるものかと思います。

なので一回円安で国力下がる⇒また力が付いたら上がっていく(円高になる)。そういう循環なんですかね。

オーストラリアのワイン

依頼者の方と数回お打ち合わせする中で、お土産をいただきました。

オーストラリアのワインとコアラのキーホルダー。

ワインは本当においしく、妻といただきました。お土産がおしゃれ。

オーストラリアに帰る

日本にいらっしゃるあいだに定款認証までは急いで済ませました。

しかしちょうどそのあとの登記の時期に一度オーストラリアに戻られるとのこと。

司法書士さんにお願いしていたのですが、海外送金の流れでなかなか資本金の振込証明がうまくいかず。登記官がなかなか認めてくれないとのことでした。

そういうお仕事だから仕方ないですが、本当に法務局って厳しいですね・・・

そうこうしているうちに無事に登記完了。

司法書士さん、本当にありがとうございました!

日本に戻られたタイミングで納品

再度日本に戻られたタイミングで、定款等を納品させていただきました。

この間google翻訳が大活躍。

本当に助かりました。

そして英語力のなさを実感し、それから英語の勉強を今に至るまで続けております。(毎日!)

終わった後の「Thankyou」がものすごくかっこよく、シェイクハンドも様になってあり、印象に残る出会いでした。

法人の税務のご相談もあり、その後税理士さんもご紹介させていただきました。

とにかくかっこいい

最初は驚きと恐怖でおそるおそる着手しましたが、今となってはITツールや英語など貴重な経験となりました。

依頼者さんがとにかくかっこよく、素敵でございました。

依頼者さんは日本語が通じない金融機関などに憤りを感じてありました。日本語が通じないだけで門前払い・・・

まだまだ閉鎖的だなと思う一方で、そうあってはならんと日々英語の勉強に励みます。