一般社団法人の基金拠出について

一般社団法人の基金拠出について

一般社団法人は基金拠出を受けるかどうかは自由です。
ですが基金拠出を受ける場合には一定の準備が必要です。

基金拠出を受けるために必要な準備

基金については定款に

  • 基金を引き受ける者の募集をすることができる旨
  • 基金の拠出者の権利に関する規定
  • 基金の返還の手続き

を定める必要があります。
登記上はこれだけでよいです。
しかし誰がいくら拠出したのかなどを残しておくために募集の手続きには書面のやり取りをしておく方がよいです。

 

募集手続きの流れ

一般的に法人設立後に基金引受を募集しますので、法人設立後の基金引受募集の流れをご案内いたします。

  1. 社員総会(又は理事会)で募集事項の決定・・・社員総会(理事会)議事録を作成します。
  2. 募集事項の通知・・・基金の引受の申し込みをしようとする者に通知します。
  3. 申込書の受領・・・申込をする者が基金申込書を提出します。
  4. 社員総会(又は理事会)で基金申込者の中から引受人を決定・・・社員総会(理事会)議事録を作成します。
  5. 引受人へ決定・・・基金割り当て通知書を作成し、引受人へ内容を伝えます。
  6. 基金の引受人と契約締結・・・基金拠出契約書を作成します。
  7. 引受人が一般社団法人の指定の口座へ基金の払い込み又は財産の給付を行います。

 

以上で基金の引受が完了します。

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